![]() |
察することはもちろん、今後どんな枝ぶりに生長していくかを予測し、そのうえで」1年後2年後にはどんな樹姿にしようかという想像をすることが大切です。 つまり、ある枝を切った場合、その枝のどのあたワからどんな枝が出てくるかという樹木の芽の性質を知ったうえで、将来を見通すことが必要になります。 あらかじめ参考図書で、各樹種の芽の伸び方を知ることも大切ですし、ふだんから心がけてその芽の伸び方を観察していれば、こうした将来を見通す力は白然に身についてくるものです。 "切った枝はなくなる" 当り前のことですが、剪定によって切り落とした枝はなくなるということを念頭において、つねに慎重にハサミを使うようにします。 一般的に枝振りを決め、残すべき枝を決定するには、立ち上がりからの一の枝、二の枝というように幹の下方から決めていきますが、あらかじめ、不要と恩われる枝を切った後の樹姿を想像しながら」、上部の残すべき枝までを決めることが大切です。 よくあることですが、一の枝と二の枝だけのバランスを考えて、その近くの枝を簡単に切除しまったところ、三の枝、四の枝が適切なところに出ていなかったために"シマッタ!"と後悔する場合が意外に多いものです。 |