![]() |
芽摘みの方法、 芽摘みは、枝の節間の間伸びを防ぎ、枝岐かれを柔らかにする効用があります。 雑木おじいさんの大切な鉢の木作りには欠かすことのできない作業です。 もちろん、樹勢の強弱のバランスなどを考慮して行う必要があります。 樹勢の強い芯や枝先の芽は大きく、下枝やふところの芽は小さいものですから、芽の大きさを目安に摘む程度も変えなければなりません。 基本的には、モミジの場合、新芽かふくらんで開きかけた頃、ピンセットで開いて、中に用意された芽を摘み取ってしまいます。 こうすると、第1節めの軸の伸びが止められますので、間伸びを防くことができます。 カエデや八ツ房モミジの場合は、新芽が伸ひた頃に1節だけを残して摘んでしまいます。 ケヤキの場合は、新芽が開いてから樹形を乱すように伸びてくる芽を繰り返し摘んで抑制します。 ブナの場合は、とくに新芽の徒長が激しいので、芽がほころびかけた 縁鞍紡れぱなりません。 弱い芽は浅く、強い芽は深く摘みます。 葉刈りの方法、 若木のうちは、1年で二作、三作の枝作りをするため、木全体の葉刈りを行ないます。 ただ、木はどうしても芯の方が強くなりますし、枝にしても強弱がありますので、強い枝からは大きな葉が出やすくなります。 これをそのままにして、いつも木全体の葉刈りを繰り返すことは、枝数は増えるものの強弱のバランスがとれないという結果を招きます。 |