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きんずは暖地性の樹種ということから寒さに弱く、その耐寒性の低さから樹勢を落としやすい11育てにくい樹種とされてきました。 しかし、雪をかぶっても問題がなかったとの報告もあることから、一概に耐寒性が低いとは言えないようです。 ではきんずが樹勢を落としてしまう本当の原因はどこにあるのでしょうか?、。 実際きんずが弱点とするのは、単純〜寒さではなく急激な寒暖の変化にあり、昼夜の温度差や前日との温度差が激しくなると樹勢を落とすことが多いようです。 したがって冬期だけでなく、雨の影響で鉢土が急激に冷やされる梅雨期なども樹勢を落としやすい時期と言えるでしょう。 またきんずはとても水を好む樹種なので、少しでも水切れを起こしてしまうと極端に樹勢を落としてしまいます。 用土や灌水のタイミングに問題がある場合は、樹勢が乗りにくく樹づくりは思うように進みません。 水管理を徹底して行なうことがきんず培養の重要なポイントと言えるでしょう。 寒暖の変化への対応と水管理の徹底、この2つのポイントさえ押さえておけば、きんずを枯らすことなく順調に育成することが可能になります。 |