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きんずを培養する上で最も重要なのが水管理。 他の樹種ならば表土がうっすらと乾いてきたころに灌水を行ないますが、きんずの場合は表土が濡れていても水を与えるようにしましょう。 水排けさえ良ければ根腐れの心配はありません。 赤玉土主体の水排けの良い 用土に植え込み、少し多すぎると思うぐらいの回数の灌水を行なうと良いでしょう。 目安として夏場は4回、冬場でも1日-回は灌水を行ないます。 花・実を付けると更に水をほしがるようになるので、夏から秋にかけては更に灌水の回数を増やすようにしましょう。 肥料も水同様に非常に好むので、5月〜10月の生長期の間は肥料(置肥)を欠かすことなくたっぷりと与えます。 ただし、植え替えを行なった場合は3週間ほどしてから与えるようにしましょう。 樹づくり段階の樹には多く、完成に近づくにつれて少なめに施すのは他の樹種と同様ですが、枝先の繊細さをそれほど間われる樹種ではないため、多肥多水で樹勢を高く保つ方が得策と言えるでしょう。 叫病害虫対策、 病害としてはかいよう病・そうか病・黒点病・すす病、虫害としてはエカキムシなどが見られます。 4月〜10月の生長期は毎月1回の定期消毒を欠かさず行ないましょう。 冬期保護の前には石灰硫黄合剤による消毒を行ないますが、常緑の樹種なので他の落葉樹に比べやや薄めの薬液を使用するようにしましょう。 なお、最大の病害虫対策は薬ではなく環境にあります。 日当たり・風通しの良い場所で管理し、病害虫の被害を未然に防ぎましよう。 |