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樹木の生理と剥皮、幹の生理の概要、 樹木は、その幹(枝でも同じ)の構造を大別すると、木部(木質部)と樹皮部とに分かれる。 木部(木質部)には導管があり、根で吸収した水(養分を合む)を絶えず上部に送り統けています。 これに対して皮部(樹皮部)には、篩管があって、葉で光合成した物質を枝、幹を通して絶えず下部に送っています。 これが、ごく簡単に見た幹の生理であります。 この木部(木質部)と皮部(樹皮部)との境をなすのが形成層であります。 形成層は木部と皮部との境であると同時に、幹や枝などが太るための細胞分裂をする所でもあります。 A樹木の温度による成長の過程 温帯に生育する樹木の生存可能温度を区分すると、(以下述べる区分温度は、各々の樹木により異なるので、 ッ概には言えない)。 回生存可能温度(低温) 7℃以下。 この温度では、多くの植物は生長を休み、冬眠の状態になる。 しかし、一部常緑樹では、呼吸に必要な程度の光合成を行ない、中にはわずかではあるが育つものもあります。 落葉樹では、だいだいの植物が冬眠状態になる。 生育開始温度、 7-15℃この温度になると、ほとんどの植物が生育を開始する。 落葉樹で、まだ葉を出さないものも、盛んに水は上げるようになる。 常緑樹は水上げとともに、かなりの光合成を行なうようになる。 |