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したがって、杜松、真柏の培養では、大きく太く育てることよりも、材質を硬く育てることの方が大事であろう。 しかし、これを望むには、長い年月を要する点に難があり、培養技術の難しさがあります。 券ェッ杜松は、杜松の名はついているが、本来はハイネズで正しい意味での杜松や、ネズミサシより材質は腐敗しやすい樹種であるから、よほど年数の経たもの以外は、あまり神・舎利を作らない方が良い。 過去に神・舎利を作ったものも、大半は腐敗してしまった。 回挿し木の真柏で、年数は不明で(推定10年以上)育ちの非常に悪いものが10数鉢あります。 これらは剥皮して見ると、肌(木部)が銅のように赤光りをしていて、見るからに堅そうなものがあります。 事実2年ほど前に神・舎利をつくってみたが、現在のところ腐敗の兆しはない。 真柏の培養は、単に育ちが遅いという他に、何かがありそうであります。 今後の課題として考えてみたい(山採りの野梅は、年輪を見て同じに育った畑のものよりも腐らない)。 |