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租薬陶磁鉢も泥鉢同様、渡来の良品があ12、交肚もの、南京もの、釣窯、広東、蕎麦、青自磁など粕調のきわだった逸品や染付・赤絵・金禰手、象巌など彩画・彩彫刻したものなどがあります。 ただ穂薬鉢は陶磁器に施租するので、液体・気体を通さないことが条件です。 ですから、樹木の生育に緋水・通気が不可欠であることを考えると、この点軸薬鉢には不適性があることになります。 この点は、泥鉢は土の焼締りが鈍くガラス質の被膜もないので俳水・通気に優れています。 従って和薬鉢の場合は、不適性を認めた上で用いるわけで、土から切り離して鉢という限られた土壊で育てる無理を承知の上で、庭木にはない名木を育てる鉢植えに似ているかも知れません。 |