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では、棚に置く時の注意に触れておきましょう。 鉢植え棚は、条件が許す限り、採光と通風の良い場所が望まれます。 それは、樹木の生育にとって不可欠な条件です。 しかし、風通しが良いということは、時に強風も受けやすいということです。 しかも、鉢植えの多くは、鉢という器の上に扇を広げたような形に植えられているものですから、強風を受けると、帆に風を受けたような状態になります。 よほど重量があるか、安定した樹でないと、倒れたり棚から落ちて破損する危険性があります。 しかしそうは言っても、鉢植え鉢は、使ってこそ意味があるわけですから倒れる危険性があるとは三目っても、しまっておいたのでは用をなしません。 では、どうするか。 まず、ボンサイが倒れやすい場所と比較的安金な場所を見きわめておくことです。 さらに、風速の程度による危険性の度合いを熟知しておくことも必要です。 そして、必要に応じて棚から下ろすか、細ヒモで棚に結わえるなどの対策を立てて、事故を未然に防ぎましょう。 台風などで強風が予想される場合は、もちろん棚下に置くとか屋内に移すなりして保護します。 |