![]() |
若樹のうちから綱幹でヤナギのような作りに仕立て、びっしりと実をつけた鉢植えをよく見かけます。 このように、実付きという点ではさほど苦労するところはありません。 問題点としては、株立ち樹の性質上、根元付近からヤゴ芽が吹き、長く置くと主幹が弱まることです。 見つけしだいにかきとり、幹の保護につとめます。 胴吹き芽の発生も盛んで、不要な枝は早めに処理します。 実付きのための勇定での注意点は、落葉後に枝の基部2〜3節を残して切り込むのがよいようです。 前述の通り樹勢があれぱ芽吹きは大変によい樹種ですので、そこから翌春伸長した枝に花芽がとまります。 小品のムラサキシキブは、梅モドキと双壁といえるものですが、枝が間伸びするなど、作りにくい面があり数は少ないものです。 前述のように実は新梢の先端付近によく付くので、枝もつい長く作りがちになるのかもしれません。 しかし実をある程度無視して、芽摘みと切り込みをくり返すと意外によく小枝もできるものです。 実をつけた枝は、深く切り戻し、萌芽させて作り直していきます。 |