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3月中旬頃から生育期に入るので、新芽が伸びはじめてきたら十分に灌水します。 特に仕立て中の苗木の場合、鉢中の培養土の排水がよければ、新梢が伸びている時期には樹勢をつけてやるために灌水は多めに与えます。 完成樹に近づいたら短枝の徒長を防ぐために、鉢中が半分ほど乾いてから灌水します。 花を観賞できるほどに樹形ができたら、花芽分化(7月中旬〜8月下旬)を促すために、真夏は鉢中をやや乾かし気味の灌水に努めると花芽分化が促進されます。 秋は葉があっても水分吸収は少なくなるので、鉢中が半分以上乾いてから灌水します。 落葉後は裸木となるので、冬期間中は鉢中が乾燥しない程度の灌水でよいです。 肥料、 仕立て中の若木は枝数を増やす必要があるので、樹勢をつけるために肥培管理が必要です。 半完成樹や完成樹の場合は花ものおじいさんの大切な鉢の木ですから、それほど肥培の必要はありません。 目安は春の芽だし時にリン酸、カリ分を多めに含んだ油粕系統の固形肥料を、4〜6月までの月はじめに、1回ずつ少量を与えます。 夏場に花芽分化をするので、この期間は無肥料状態にしないと、花芽になるべき芽が葉芽となってしまいます。 秋肥は9月中旬と10月中旬に、春肥と同じものを1回ずつ与えればよいです。 冬期の休眠中は活動は停止しているので無肥料でかまいません。 |