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苗の採取適期は、3月上旬から4月上旬の新芽が伸びはじめる寸前までが理想的です。 その際の注意として、里山に多い木なので、必ず山の持ち主の許可を得ることです。 普通おじいさんの大切な鉢の木に仕立てる場合は、幼苗からでは時間がかかるので、下刈りされている雑木林には株立ちに近い古木がありますから、そのなかから素材に向く樹を選ぷとよいです。 おじいさんの大切な鉢の木に仕立てる場合、この樹種は枝分かれが極度に少なく、直線的に真っ直ぐに伸びることです。 また、花つきの良い性と悪い性があるので、実つきを期待する場合は、あらかじめ親木の性を確認しておく必要があります。 更に、葉性もかなり違いがあるので、その点にも注意されることです。 置き場 半陰地性の樹種ですが、日当たりを好むらしく林縁でもよく見かけます。 かえってこのような場所に生えている樹を見ると、葉も締まった姿で花つきもよいようです。 従って、採取後の素材が活着したら日当たりのよい外棚で管理します。 特に春の生育期間は間伸びを防ぐためにも、日当たりのよい場所に置く必要があります。 また真夏の直射光下でも、葉焼けを起こすこともないので、遮光の必要はまったくありません。 無論、秋になっても日当たりのよい外棚でかまいません。 |