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管理ポイントはよく日に当てること。 日照が充分でないと実つきはよくない。 水は充分に与えることが基本。 藤のおじいさんの大切な鉢の木に似て、水は充分に与えて間違いはない。 切りつめる。 赤玉士と富士砂の2割程度の混入土を用います。 針金掛けは6月が安全。 8月に入ると固くなり折れやすい。 冬に針金掛けをすると枝枯れが多くなる(保護にもよるが)。 ウドンコ病などの病気や、虫もよくつく。 消毒等は必ず行いたい。 実付きのポイント 10p程度のサイズで、しかも実生3〜4年生でもかなり確実に実止まりが可能であります。 例として実生樹をとりあげ、そのポイントを見てみよう。 樹形により差があるが、枝(ツル)は目的の長さで節(葉の出るところ)でまず切る。 その節から次々に芽が吹き直す。 その芽を小さいうちにかき取る。 これをくり返すと、そこに小さなコブができ、熱を持つという表現のようになる。 これを2〜3年くり返すと、そこから発生した芽(小さなもの)に花芽がくる。 花芽は8月中旬に、他の葉芽とは違って大きいのですぐ判る。 おじいさんの大切な鉢の木ではコブは嫌われているので抵抗があるかもしれないが、塊のようなコブを作るわけではない。 小さな10p程度の樹では、ツルを伸ばし、それを切りつめていたのではまず実止まりしない。 枝の目的の長さでこの節(コブ)を作る。 そこから出る芽を出るそばから取り去るとそこに花芽(翌春の4月ごろ開花)がくる。 花は花序の下が雄花。 上が雌花。 雌花の先が指で触れてネバる時が授粉の適期であります。 これは観察して確かめていただきたい。 1つの花序に雄と雌の花がつく。 枝が違うとこの成熟の時間がずれることがあります。 人工的な交配は必要。 おじいさんの大切な鉢の木は自然より弱いと考え、必要な部分に交配して確実に結実させたい。 ポイントは次の通り。 まず雨に当てない。 光の通る屋根の下などに置く。 灌水も頭からかけず、用土にかけるようにする。 結実させたい鉢は、他のものとは別に管理するのが確実であります。 |