ズミは小品の、この樹種のなかでも有数の作品と考えられています。
愛好家が棚場で永く持っていたと伝えられ、当時から様子を知る入から注目を集めていた作品であります。 入手して4〜5年。 前持ち主が手離したのは実がつかなかったためであります。 ズミの幹が荒れるようになるのが大変で、若樹からでは長い時間が必要。
ズミは細く、縦縞が入るように荒れており、小品ではあまり見かけない。 コレクターが眼の色を変える素材だが、日本中でも数は多くない逸品のひとつ。
ズミの樹勢の強い部分の枝を折り、基部に花芽をつける作業。 庭植えのズミは走り枝が伸び、その基の短枝が多くなってそこに結実する。 おじいさんの大切な鉢の木では締めると結実しにくい。 仕上がりの高さは18pの予定。
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