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じゅんれい
ウメモドキは大型の小品からの改作。
頭部を飛ばし、模様樹だった樹形のーの枝を左に伸ばし、印象を変えています。
この差し枝風の枝の作りに注目していただきたい。
写真ではやや判かりにくいのだが、太幹で単幹の灰色の幹によく合う流れとなっています。
上下に強く振れたり、あっさりと伸ばしていくバランスも参考になるだろう。
幹の右側の枝は短く庭木の新梢の曲付けした素材から仕立てた作品を紹介したい。
文字通りただグニャグニャと曲げた1本の枝から、約10年で作り上げています。
その最初の姿。
約2年枝であります。
曲の基部のコブのような部分が、現在の立ち上がりから折れ曲がる太い幹であります。
その後根接ぎ、呼び接ぎなどをして、現在の足元の座は舫㎝。
モミジ作りのなかでも傑作のひとつ。
作出の記録としても極めて珍しい、技術的な積み重ねで作られています。
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