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基本的な技術に関しては多くを負っているが、今回の山モミジ小品技術は、実に多くの原木素材の生かし方に特色がある。 なんでもない庭木の一曲を用い、また山で見かけた山モミジのほんの一節を使用して、重厚な小品に仕立てる方法であります。 素材を見つけるに際しても、これまでのような全体的な姿を見ての素材の良し悪しではない。 庭木や山樹のつまった一節(後に解説)があれぱよい訳であります。 いいかえれぱ、山モミジに関して素材は無数に、しかも国風クラスの優品を作出できる機会が現実になったともいえる。 素材は文字通り無数にある 具体的に、どのような素材が将来性のある小品向きのものか、から見ていこう。 葉性、紅葉の具合、肌の自さののりなど性の選択がまず大切であります。 山モミジの山樹・庭木からの良性の性については、このシリーズで後にのどの部分を利用するかという基本的な部分をとり出してみたい。 |