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花を見るには枝を伸せば必ず花が付く。 切り詰めの枝も6月中旬あたりまでなら、再び伸びた枝に花がくる。 しかし、夏ごろまで徹底して切り返すと、花は見られないことになる。 実際にやってみると、花を付けた枝は小品ではかなり伸びすぎになる。 そこで伸ばす枝は曲付けして、樹作りにあて、花を見てからまた切り詰めるなどの方法が良いだろう。 夏過ぎても切り返しの芽は吹くが、枝は細くなり、冬に枯れやすい。 繊細な枝が作れるが、枝自体は弱る。 そこでサルスベリの花が自然状態で咲いているころまで、つまり夏ごろまでで切り込みは止めておきたい。 太い直線的な枝は残るが、春にまた、切り返して形作りをすれば良いのであります。 サルスベリは伸びた新梢の先端から樹形の作りの基本についで 鉢植えに興味を持つ方なら、誰もが自分の気に入った樹形に作りたい、という希望と理念を持っています。 ところが実際に自分のボンサイや苗木に向き合うと、たいていの方は途方に暮れることが多いようです。 理由は「どこをどう剪定したらよいか分からない」ことと、「剪定することの難しさ」にあります。 つまり切ってしまって後悔するより、切らないほうが安全ということで、結局のところ先輩や業者に持ち込むことになるわけです。 この項では、それらの悩みについて解説したいと思います。 正面を決める。 |