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家庭内騒動。 これも昔の諺の引胴ですが、主木(亭主)が右を向いていれば、枝もそのように添うのが正しいということです。 枝は妻や子にも例えられますから、亭主に添わないテンデンバラバラでは、まるで家庭内騒動のようで見苦しい。 理想的なのは、盆樹全体が同じ流れに叩なるぎ伊に作をということです。 圭はいつまで経びても主。 この言葉は主に松類に関するごとですが、植物には特異な習性があります。 幹のことを主(主木)といいましたが、幹を剪定して枝を幹の代わりにしようとしても、特殊な手術をしないと枝は幹の代用にはなりません。 長くなりすぎた幹を切って、枝を芯にしようとしても.そのままでは枝は幹にならないのです。 切り落とす幹は少し長く残して、太めの針金をかけて、幹にする枝がもとの幹と同じ方向になるまで幹を曲げます。 詳ー≠いこー二は川ゴ"」曲、め.」`申ーエヌ・了ド丁- 二うするこヒによ」って小坦.」な枝は 幹と回じ働きをするようになりま す。 幹にかけた針金は、枝がもと の幹の方向になるまで付けておき ます。 櫛高を短くするために、枝 の付け根からいきなり切ってしま うと、そこは段差になって醜く残 ります。 こうなってしまうとせっ かくの鉢植えは台無しです。 段差に なったところは、自然界の大木で いうと、お猿さんが一休みして腰 掛けるみにちょうどよいことから、一「サルの既掛」となるのです。 |