個々の植物種の一つ一つについて、詳綱な温度特性が明らかにされていれぱ良いのであるがそのデータは非常に少ないのですが、自生地の温度条件を理解し、栽培の参考とするのであります。
一方において.植物の白生地の条件は必ずしもその植物にとって最適でなく、仕方なく現状で我慢している場合もあります。
最適の場所は他の植物に優占され圧倒されて生育できず、次善の場所、そこもダメならその次の場所というような状況に追い込まれることもあります。
例えば、ハイマツは平均気温12℃が上限であるか、東京のような7月の平均気温25℃となる所でも屋外の日射に耐えて生育します。
陽樹としてのハイマツはその他の樹木が生えない高所に止むなく育っていると見られます。
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