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頭につけるかな文字の数々。 最も多いのは、いぬで、次いで多いのがにせであり、くまの文字も忘れることは出来ない。 これらは一体どういうことを意味するか、(詳しい方があったら、ぜひ教えて欲しいと思うが)私は次のように解釈している。 国語的に考えてみると、「いぬ」という言葉には、従属するということがまず目に付く。 少し悪い言葉かも知れないが、古くは「幕府のいぬ」 とか、「警察のいぬ」とかいう言葉が脳裏に浮かぶ。 これは従属するということよりも「手先になって働く」という意味が強く、時にはその「機能を代行」する、ということもあるようである。 それでいて表に出ている機関よりも「派手」ではない。 「華やかで、権力や価値」は無い、これが隠れた「いぬ」の持つ意味のようである。 こう考えると、「いぬ」を冠する樹木の名は、それが付かない本物の樹種に対して、「何かの形」「もしくは用途」などで、それに近い樹種と昔は孝えていたのかも知れない。 (勿論、学聞が進んでいない頃に大まかに見て付けた名であるから、植物学的な関連はある場合と無い揚合があるが、名を付けた当時は何かの関連を考えていたのかも知れない)。 |