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いぬとくま。 植物…特に樹木には、「いぬ」という言葉を冠した名称がかなり多い。 試みにめぱしいものだけでも次のようなものがある。 いぬうめもどき いぬえんじゅ いぬがし いぬがや いぬからまつ いぬこりやなぎ いぬざくら いぬしで いぬつげ いぬびわ いぬぷし いぬぶな いぬまき いぬむらさきしきぷ等である。 さらにいま述ぺた「いぬつげ」の伸間の中にも、あかみのいぬつげ・つくしいぬつげ・しまいぬつげ・はいいぬつげなど、中間に「いぬ」の 入ったものもある。 こうして調ぺていくと、「いぬ」の2字がいかに多く植物名に使われているかが分かる。 一方植物名には、「いぬ」ほど多くはないが、「くま」の2字を冠した名のものもかなりある。 くまいちご くまがわぶどう くましで くまつづら くまのみずきくまやなぎ くまやまぐみなど。 有名なものには「くつざさ」があるが、樹木ではないのでわざと除いた。 こうして見ていくと、「いぬ」と「くま」が植物名に付けられた根拠は知らないが、夫々何か通ずるものがあるような気がする。 私は植物分類学の専門家ではないので、こうした「いぬ」や「くま」を冠した名称の植物をたどって勝手な推測をしてみることとした。 |