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この樹皮の損傷は、台風や落石などによることもあるが、「カミキリムシ」の喰害によることが多いという。 この樹皮の傷ロから侵入した枝枯れ病菌は、形成層(樹木の木質部と皮との境の部分)に沿って繁殖して樹木に加害する。 このように樹皮の下で繁殖するため、外部からの胃薬剤散布』はあま り効果がない(まったくということ ではない)。 菌勢は余り強くなく、一挙に樹木 全体を枯死させることは少ない。 一度発生して、樹木を弱らせると収束ではないが、その繁殖は小さくなリ、樹木が樹勢を回復すると、また発生するというような経過を繰リ返す。 ネズミサシには天然の神・舎利が立派なものが多いが、それはすべて『枝枯れ病の羅病』によってできたものと考えられる。 このように、枝枯れ病菌は、立派な神・舎利を作るに寄与したものだから、天然の神・舎利のあるネズミサシは、um%枝枯れ病に罹病している ものと考えねばならない。 |