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お客さんは、気候に大きな異変がない限り、通常4月20日からーか月間植え替えをする。 3年おきが国安。 100鉢のうち50鉢を今年行ない、残りの50鉢を来年、というように分けて行っている。 もし秋に植え替えたら必ず保護室に入れる。 それをしないと樹が弱るから。 用上は赤玉単用だが、ゴロ上は硬質、その上に用いる赤玉は硬質と軟質の混合にして、小根が出やすいようにしている。 用土が粗いと根が走って小根が出にくく、枯れる原因になりやすいからだ。 ところで、植え替えする場合、芽摘み前に行なうか、後にするか。 経験的にはどちらでも大菱はないそうだが、芽摘み前に植え替えた方が二番芽が早く出る。 ネズミサシは肥料とともに水も好むが、夜の葉水(霧水)は効果的である。 お客さんはネズミサシの舎利を最も愛す。 他のどの樹種よりも似合うという。 そして、神・舎利の薬しさは本来自然美であると思っているから、神・舎利をつくることはほとんどしない。 |