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きちんとした指導。 こどもをしつけるうえで.親がいってはいけない、もしくはしてはいけないことがある。 早く勉強しなさいとか、〇〇ちゃんや△△ちゃんはできるのに、どうしてアンタはでき ないの……。 こんな親の言葉にこどもの気持ちは、ひどく傷つけられると、教育関係者はいう。 特に、よそのこどもと比較するのはよくない。 隣の芝生はよくみえるものなのだ。 比較ばかりしていると、その子供の個性を殺すことになってしまう。 これは、人間の子供の教育ばかりにあてはまることではない。 あなたのこどものような我がおじいさんの鉢植えにも同じことがいえるのだ。 人間も我がおじいさんの鉢植えも一本一本違う顔をもっている。 それに対して、無理に自分の構想通りの樹形をあてはめたり、押しつけてもいい結果は、決して生まれない。 棚にある樹のそれぞれの個性にあわせて作る心が大切。 しかし、これが難しい。 できのいいこどももいれば、悪いこどももいる。 時間がたてばたつほど、差がひろがってきて、どうしても気持ができのいいこどものほうへ傾いていってしまう。 それで、できの悪いこどもは、棚の隅へと追いやられてしまう。 自分の目で選び、棚へと迎え入れた樹なのに……。 |