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土壌の両値も養分吸収に影響は 化成肥料は無機質ですから土の中の水分に溶けやすく、すぐに根が吸収できる無機イオンの状態になります。 分解の時間が必要ないので、肥効が早く現れるという特性があります。 ただし、土中でいつまでも無機イオンとしてとどまっているわけではありません。 水に溶けやすいという性質は流亡もしやすいとも言えます。 つまり即効果はあるものの肥効も長くは続かないということです。 有機質肥料は無機質化するまでの時間は必要ですが、ゆっくりと長期間にわたって肥効が娚待できるという利点があり、微量要素も過不足なく摂取できます。 また、用土の状態も肥料吸収に大きく影響します。 用土がアルカリ性に傾倒すると、浸透圧の上昇に伴って根からの水分吸収が阻害され、塩基濃度が上がることで生理障害が起こりやすくなります。 逆に酸性に傾倒すると、マグネシウムやカリが溶け出して水分とともに流亡したり無機物の水溶化のバランスが変化して根からの吸収を妨げるなどといった現象が起こります。 定期的に植え替えしていれば特別気にする問題ではあ12ませんが、水通りの悪い環境などでは用土の酸性化が起こりやすいので注意しましょう。 |