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ちょこまろ


ちょこまろ

ここでいう完成木とは、すっかり姿も整い、いつでも床の間に飾って楽しめる樹、展示会にいつ出品してもいい樹をさします。
突然、上級の樹から解説をはじめるなんて、何を考えているのかよくわからん、などと文句のひとつも出そうなところです。
特に、初心者の方々、おじいさんの大切な植木経験の浅い読者の方々には最初から完成木など無理と敬遠されるかも知れません。
確かに完成木を白ら作業するとなると、樹の良さを損なうのではないか、変な樹姿になったら恥かしいなどと、思うものです。
あなただけじゃない、みんなそう考えるのが、普通。
それが常識というものです。
でもよーく考えてみると、完成木で行う作業というのは、現在の樹形を維持すること。
それが、最大の目標です。
樹形の維持……今のままの黒松であれぱ、それでいいのです。
はたして、維持はそんなに難しい作業でしょうか。
もしかして、維持するコツさえ飲みこめぱ、意外とカンタンなものかもしれません。
荒木や半完成木から育てて、完成木までもっていく年月と努力を考えると、すぐに観賞できる楽しみが得られます。
もちろん作る楽しみに比べたら、おじいさんの大切な植木に賭ける夢は小さいかもしれません。
しかし、夢は小さいかもしれませんが、誰もがおじいさんの大切な植木と認めるものと接し、維持していく経験はかけがえのないものです。
白分の国ではめっぽう強いのに、世界をちょっと覗いてみたら、やっぱり強かったので 帰ってきた例もあります。
これと同じことが完成木を前にしたとき、わきあがってくるのかも知れません。

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