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カ モ。 カモは・これまで述べた鳥のようないかがわしい目的のためには飼われなかった。 野生の状態でカモはど乏でもたくさん早りれたので、奪りを響する必餐弩たくなかっ たようです・しかし・ギリシア入はカモを、姦の神プリアポスと、愛の神エロスに警箋して飼っていた。 きれいな水が流れている、れんがづくりの纂がおいてあった。 それで、カモの餌は芝ややく湿っていた。 ローマ入は、主としてマガモやコガモを飼っていた。 かれらは、 エジプトや小アジアから「ボンテ・ノガモ」とよばれる・頭の赤いカモをも輸入していた。 おそらくこの鳥は、アジア産のリュウキュウガモのことであろう。 ツクシガモもまた、食用としてたいそう珍重された。 ローマ人は、西ヨーロッパや中央ヨーロッパに侵攻するにつれ、これらのすべての種類を利用していった。 かつてローマでは、カモが非常に安かったので、一般の人でもむし焼きのカモにありつくことができた。 皇帝ディオクレティアヌス(二八四ー三〇五年)は、カモ一羽の最高価旛をこんにちの約一シリング九ペンスに相当する銅貨二〇デナリウスと定めた。 ニワトリのめんどり一羽は三〇デナリウスで、おんどり一羽は四〇デナリウスであった。 |