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ちょこまろ


ちょこまろ

我々たちは欧州で発達した生活様式を文明そのものと考えがちだが、実際浜、それがアジアから受けついだものです。
古くからよく言われる「光は東方より」という言葉には、(議論の余地もあるが)太陽が東からのぼることや、主要な哲学や思想の学説は東洋で生まれたということ以上の意味をもっています。
東洋で発生した・より基本的な諸制度さえも最初の隊商たちによって西方にもたらされた制度もその一つです。
我々たちは、これらのことがどんなに大きく入類の発展に影響してきたかということに、感謝するのをしばしば忘れています。
これらの制度は人間の経済、宗教や政治に影響を与えてきたばかりか、その性格の進化をも支配してきた。
動物を世話することに責任をもつようになると、新しい感情が人間のなかに芽生えた。
それは人間が狩人として生きていたときは、その性質に欠けていたものであった。
動物を従わせるため、人間はまず、かれらを理解しなければならなかった。
イヌと馬、それに牛、ヒツジやヤギとの日常の接触を通じて、入間は動物たちもまた感情をもっているという事実を発見した。
人間と動物とのあいだに芽生えたやさしさと信頼は、入間の文化の貴重な部分となりました。
屠殺用に飼われている動物たちでさえ、人間のやさしさを求めているように見受けられる。

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