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すべての時代、すべての国において、おんどりの主な役割は一日のはじまりを告げる生きた目覚まし時計であった。 現在でも田舎ではその声は入びとに朝のおとずれを告げています。 日時計、砂時計や水時計などは、時間をはかるために用いられたが、これらはすべて音を出さなかった。 おんどりは共同生活体の起こし屋としての役目をつとめてきた。 おんどりが鳴きはじめると、田舎の百姓や町の職入たちはベッドから起きあがった。 いっぽうガチョウは、あの有名な警戒鳴きを利用されて、夜警として飼われた。 かれらは異様なもの音を聞くと、とたんにガアガアと鳴きはじめるのです。 小学生はみな、カピトル丘[古代ローマの七丘の;]のガチョウの物語を知っています。 紀元前三八七年、ローマがガリア人に包囲されていたときのこと、ガチョウがユピテル[ジュビタ↓の神殿の丘の近くで飼われていた。 ケルト入の兵隊が、夜に攻撃用のはしごを使ってタルペイアの岩を登ろうとしたとき、もの音に気づいたガチョウ穿アガアさわいで甕きった蕃兵耄耄こしたので、尋つくその攻蓑耄すことができた。 これらの極い焼きにしたガチョウを食べる特権が与えられた。 幸票ことに・我々たち竺リウス・ヵヱサル[・テアス・シ妾-.紀元前までさかのぼって、難翻飼育にかんする広範な報告書を手に入れています。 それは、マルクス.テレンティウス・ヴァロによる農業書です。 この本は、当時の農業についての膨大な編著で、我々たちにローマ共和国の農業事情を非常にはっきりと教えてくれています。 |